「新車装着タイヤを基準に」ついて考える その2

皆さん、こんにちはタイヤワールド館ベストです。

前回に引き続き、「新車装着タイヤを基準に」ついて考えていきたいと思います。

タイヤを買い替える時に気にしてほしいポイント、それが「新車装着タイヤ」基準。

なぜ、「新車装着タイヤ」基準が大事なのかは、前回の説明でおわかりいただけたと思いますが、実際購入するとなると何をかったらいいかわからないんではないでしょうか?

今回は実際に車を設定して購入までの進め方を考えていきましょう。


今回フルモデルチェンジして売れ行きが絶好調なトヨタの新型プリウスをモデルに考えていきましょう。

プリウスの純正装着タイヤですが、

標準車用の15インチサイズ195/65R15

・ブリヂストン エコピア EP150

・ダンロップ エナセーブ EC300+

・トーヨータイヤ ナノエナジーJ59

の3種類が用意されています。

ツーリングセレクション用の17インチサイズ215/45R17

・ブリヂストン トランザ T002

・ヨコハマタイヤ ブルーアース

・トーヨータイヤ ナノエナジーR41

の3種類が用意されています。

今回の新型モデルに装備されるタイヤに共通しているのは各メーカーの代表的な低燃費タイヤが用意されているいます。

ツーリングセレクション用のブリジストンが唯一快適性とグリップ力に特徴のあるトランザT002を装着しています。

ちなみに、新車注文時に装着しているタイヤメーカーは選べないようです。

オーナーの皆さんは、ブリヂストンを希望しているようでトーヤータイヤが装着されていると残念がっているようです。

まず、標準車用の15インチですが3種類とも各メーカーの代表的な低燃費タイヤが装着されています。どれもトヨタのOEMの商品になりますので詳しい詳細までは明らかにされていませんのでわかりませんが、「新車装着タイヤ基準」という事を加味すると、

ブリヂストンであればエコピアシリーズがダンロップ であればエナセーブシリーズがトーヨータイヤであればナノエナジーシリーズが同等品と考えられます。

各メーカー低燃費タイヤシリーズの中では1番下のグレードになりますので、少なくとも低燃費タイヤを装着しないと車の性能を十分に引き出せない可能性があるという事になります。

具体的に何を選ぶと車の性能を十分に引き出せない可能性があるかというとブリヂストンであればネクストリー、ダンロップ であればEC202、トーヨータイヤであればTEOプラスになるでしょう。ブリヂストンのサイトでも「新車装着タイヤ基準」を提唱していますが具体的にはタイヤのシリーズはあげていません。

ブリヂストンのレグノやダンロップのルマンやビューロなど低燃費タイヤでありながら静粛性や操縦安定性を求めたタイヤであれば、さらに車の性能を引き出せるのではないかと思います。

ツーリングセレクション用の17インチですが、こたらもまたブリヂストン以外は代表的な低燃費タイヤが装着されています。

ブリジストンが唯一快適性とグリップ力に特徴のあるトランザT002を装着していることを考えると、ツーリングセレクションはハイブリット車でありながら走りを楽しめる仕様になっているものと思われます。

では、どんなタイヤを装着すればいいのか?といいますと、最低限15インチと同じ低燃費タイヤ以上の性能が求められます。走りを楽しむという観点から考えますと、快適性・グリップ力・静粛性・操縦安定性が向上されたタイヤが望ましいでしょう。

ブリヂストンであればレグノ、ダンロップであればビューロ、ヨコハマタイヤであればデシベルあたりを装着するのが理想なのでしょうか。

グリップを求めすぎてスポーツタイプのタイヤを装着することはあまりお勧めしません。

スポーツタイプのタイヤは低燃費タイヤではないものが大半でグリップと引き換えにハイブリット車の特徴である燃費を犠牲にするからです。

次回はまた別の車で選び方の検証をしてみたいと思います。


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